こんにちは、天野愛菜です。

昨日の米国株価は、トランプ政権による第4弾景気支援策への期待感で、全体的に底上げ感がありました。

ドル円相場は、クロス円の動きに連れ高で推移した局面もありました。
ドル需要でもなく、通貨全体の流れに身を任せていました。
そんなこともあって、欧州勢が退場して米国勢だけの市場になったら動きが鈍くなりました。

昨日の高値は107.50円<上限③・Target>。雲上限(先行スパン1)。
もしドル円市場が、上値を一目均衡表(日足)の雲上限を意識しているのなら、今日の上値展望は107.80円(先行スパン1)
俄然、やる気が出て来ます。
ドル円は下がる下がると言われているので、どうせならもう少し上昇してから下落局面に入ってくれたら、ボラティリティも盛り上がってくれるのにって思っています。

パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長 上院 議会証言

今晩の注目は
23:00 米国 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
■米国上院銀行委員会:議会証言(web経由)

一部の日本のメディアでは「マイナス金利」に言及か、とありますが、先週パウエルFRB議長が「今はない。」と発言されたので、米国市場は「ハイ、了解で~す!」。
米国市場の見方は、マイナス金利は早くても今年の12月。
その理由は、OIS(Overnight Index Swap)先物市場では、すでにマイナス金利で推移している期限物があるからだそうです。
(わたしは詳しくないので、スミマセン。伝聞です。)

その上で今晩の注目は、パウエルFRB議長の経済に対する見立て。
昨日は、CBSの「フェース・ザ・ネーション」で、
「第2・四半期の国内総生産(GDP)は年率で20%減少する可能性がある」
「経済の回復までは、時間がかかるかもしれない。来年の終わりまで長引く可能性がある。本当に分からない」
などなど、今晩の議会証言に向けて、発言内容のインパクトを緩和するための話がありました。

今晩の証言で、米国経済に対して弱気な見方となれば、昨晩の逆でクロス円は反落。
そしてドル円には下押し圧力が加わると想定されています。

ただし現在のパウエルFRB議長は、トランプ政権や、第4弾景気支援策に対して「協力出来る余地はたくさんある」とも発言されているので、「経済に対する弱気な見方」と、「米国経済を必ず支えるという決意」のバランスでも上下に動きます。

基本は下を見ながらのトレードですが、注意も必要です。

昨日のトレード 利益94銭

☆達成ターゲット/上限・第3ターゲット

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は107.28円。下限は107.07円。

ターゲット

⑥107.76円 <5/11 高値>
⑤107.70円 <Pivot Day・R2(欧米式)>
④107.62円 <5/12 戻り基点>
③107.50円 <節目>
②107.43円 <5/16 高値、Horizon Line/107.40円・Pivot Day・R1(欧米式)>
①107.37円 <5/16 Horizon Line>

◆ 107.28円 設定レンジ・上限
B.L① 107.13円 <Pivot Day・Key(欧米式)>
◆ 107.07円 設定レンジ・下限

①107.00円 <大台>
②106.95円 <適応型移動平均・転換線>
③106.86円 <5/15 安値/106.83円・Pivot Day・S1(欧米式)>
④106.75円 <5/13 安値、Horizon Line>
⑤106.63円 <5/4 安値>
⑥106.55円 <Pivot Day・S2(欧米式)>

―――欧米時間―――

1回目 21:02
107.28円<設定レンジ・上限>→107.43円<上限②・Target>。「買い」15銭。

2回目 22:00
107.43円<上限②・Target>→107.32円<Pivot 1H・S1>。「売り」11銭。

3回目 22:42
107.32円<Pivot 1H・S1>→107.50円<上限③・Target>。「買い」18銭。

4回目 23:20
107.50円<上限③・Target>→107.32円<直近安値>。18銭。

5回目 0:51
107.37円<上限①・Target>→107.23円<Pivot 1H・S3>。「売り」14銭。

6回目 2:15
107.28円<設定レンジ・上限>→107.37円<上限①・Target>。「買い」9銭。

7回目 4:18
107.37円<上限①・Target>→107.28円<設定レンジ・上限>。「売り」9銭。

 

2020/05/19(火曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は107.45円。下限は107.25円です

ターゲット

⑥107.80円 <一目均衡表(日足)・雲上限>
⑤107.76円 <5/11 高値、Pivot Day・R2(欧米式)>
④107.68円 <5/12 高値>
③107.59円 <Pivot Day・R1(欧米式)>
②107.56円 <Pivot Day・R2(THV)>
①107.50円 <5/18 高値>

◆ 107.45円 設定レンジ・上限
B.L①107.43円 <5/15 Horizon Line>
B.L②107.31円 <NYクローズ>
◆ 107.25円 設定レンジ・下限

①107.20円 <5/18 Horizon Line>
②107.12円 <適応型移動平均・転換線>
③107.03円 <一目均衡表(日足)・基準線>
④106.88円 <一目均衡表(日足)・転換線、Pivot Day・S2(欧米式)>
⑤106.72円 <一目均衡表(日足)・雲下限>
⑥106.68円 <5/18 安値、Horizon Line>

※B.L=Balance Line 設定レンジ内における上昇・下降の転換点
※「愛菜のターゲット・トレード」では、上記ターゲットと1時間Pivotを使用します
※設定レンジやターゲットは多くのトレーダーが意識しているので、その前後で反転することがあります。±1Pips程度の値幅を考慮してください

ご注意

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

※為替レートや為替チャートはFX会社によって数値に差異がありますので、ここで表示した「ドル円/今日の設定レンジ」とは異なる場合があります。値幅を中心に考えてください。

「ドル円/今日の設定レンジ」1時間足

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

今日の経済指標はー

5/19 (火)
15:00 英国      4月/失業率
18:00   ドイツ 5月 ZEW景況感調査
           ユーロ    5月 ZEW景況感調査
21:30 米国  4月/住宅着工件数・ 建設許可件数
23:00 米国  パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
■米国上院銀行委員会:証言(web経由)

パウエルFRB議長の証言まで、山あり谷あり。
欧州の経済指標は、発表後ユーロドルが動いて、インパクトがあれば少し遅れてドル円に波及してきます。

今晩のAI君たちの自動売買発動は、ワクチン開発に関する報道が出れば「ドル買い」
感染第2波に関する報道では、「ドル売り」。

ワクチンの開発にしても、初期の治験で有望な結果でも、大規模な臨床試験では失敗ということはよくあることですし、感染第2波といっても、その根拠が結構曖昧。
それでも内容の如何に関わらず、AI君の自動売買発動は、単純なヘッドラインニュースの1行で、明快に発動されます。
そのあたりも、しばらくの注意点です。

今日も107.80円<上限・第6ターゲット>と106.72円<下限・第5ターゲット>の間で推移しそうなので、
今日のわたしのトレード戦略は、設定レンジを抜けて戻った2度目の様子を見て「売り」「買い」の判断をしてからのエントリーで挑戦です。

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※早出の欧州勢が参入してくる午後3時~午後5時と、同アメリカ勢が参入してくる午後9時前後には、相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

オステオスぺルマム。
強い日差しが大好き。紫外線が強ければそれだけキレイな色を出します。
この花がキレイに咲いている場所は、わたしにとっては危険地帯なのです。

今日も、頑張りましょう、ね。

天野 愛菜(まな)