こんにちは、天野愛菜です。

最近の経済指標の結果を受けて、海外のメル友トレーダーさんたちのキーワードは「Slow improvement」
日本のストラテジストさん方が使われる「改善の鈍化」です。
「経済指標は悪くないけど、ドル円の反応がイマイチ」的な時に使われるような気がしています。
つまり変動が少ない、と言い換えることが出来ます。

そういうことが根底にあるので、最近では、リスクオンでドル高なのか、リスクオフでドル高なのか、よくわかりません
ドルと日本円の強さが拮抗しているから、ドルと日本円は同じ方向に動くーと解説されますが、通貨の強弱を見ながらトレードしていると、そうでもないことが多いです。

そこで愛菜的な結論は、ドル円をトレードしている海外勢が少ないだけじゃない?とうこと。
トランプ大統領と安倍前首相が蜜月のときは、日本の国内情勢に対して海外の関心も高くドル円もそれなりに動いていましたが、今や彼らの興味は日本にはなく、欧州市場と新興国市場に移っているようなのです。

そのような中、ダウ平均株価が3万ドルを突破して、今後の見立てが上昇派と急落派がはっきり別れてきました。
そうなると為替にも思惑的な要素が作用して、ボラティリティが高まることが予想されます。

実体経済が伴っていない米国株価といわれていましたが、先週金曜日のブラックフライデーの速報では「ネット通販の過去最高の売上」が報道されて、結果的には実店舗の売上減少の穴埋めをネット通販がして、米国経済の好調を浮き彫りにしました。
これは、ドル円にも上昇の兆しがある、と捉えられています。

どちらにしても、動いてくれさえすればわたしたちにとってはいいわけで、今週はISMと雇用統計があるので、今後の傾向を占う上でも大切な一週間になってきます。

そして今日の都市伝説的な愛菜の与太話ですが、米系のトレーダーさんたちは、アメリカのコロナ感染拡大に懐疑的で、バイデン政権になったらコロナの感染者は激減すると信じています。
これは、「ドミニオン疑惑」のコロナバージョンで、感染したかどうかを判定している機器のなかに組み込まれているアプリケーションによる陽性誘導、という噂が広まっているからです。
欧州でも、同じような書き込みが増えていて、ロックダウンしていても、ユーロ高。
何やら魑魅魍魎とした世相となってきました。

今週もがんばりましょう、ね。

今週、ドル円の変動に影響のありそうな経済指標の発表時刻

11/30 (月)
・石油輸出国機構(OPEC)総会
22:00 独国 11月 消費者物価指数(CPI、速報値)
23:45 米国 11月 シカゴ購買部協会景気指数
24:00 米国 10月 住宅販売保留指数

12/1 (火)
・中国 「中国輸出管理法」施行
 中国の安全や利益に反する多国籍企業を罰する
 国外在住の企業であっても、同様に法的責任を追及する
19:00 欧州 11月 消費者物価指数(HICP、速報値)
24:00 米国 11月 ISM製造業景況指数
24:00   米国 パウエルFRB議長・ムニューシン財務長官、議会証言
       ■上院銀行委員会
12/2 (水)
・香港 違法集会扇動罪に問われた黄之鋒氏らに量刑言い渡し
09:30 豪州 7-9月期 四半期国内総生産(GDP)
16:00 独国 10月 小売売上高指数
19:00 欧州 10月 卸売物価指数(PPI)
22:15 米国 11月 ADP雇用統計
24:00 米国 パウエルFRB議長・ムニューシン財務長官、議会証言
       ■下院金融サービス委員会
28:00 米国 米地区連銀経済報告(ベージュブック)

12/3 (木)
22:30 日本 前週分/新規失業保険申請件数・失業保険継続受給者数
24:00 米国 11月 ISM非製造業景況指数

12/4 (金)
22:30 米国 11月 雇用統計

※最近の経済指標での値動きの方向性は、その結果に順応するとは限らなくなっています。
ですから方向性を予想するよりも、経済指標の発表時刻に注意して、発表後から対応していく方が賢明かも知れません。

 

昨日の「設定レンジ&ターゲット」概況図

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★到達ターゲット

・103.93円 <下限②・Pivot Day・S3(欧米基準)>

★昨日、記載ターゲット(抜粋)

◆ 104.27円 <設定レンジ上限> 
104.23円 <B.L①・Pivot SR・R1>
104.20円 <B.L②・一目均衡表(日足)・転換線>
104.19円 <B.L③・Pivot Day・S1(欧米基準)>
104.12円 <B.L④・Pivot SR・Key>
104.08円 <B.L⑤・Pivot Day・S2(欧米基準)>
◆ 104.00円 <設定レンジ下限>
103.96円 <下限①・Pivot SR・S1>
103.93円 <下限②・Pivot Day・S3(欧米基準)>
103.87円 <下限③・B.B -1σ (日足)>

※ 金曜日のblogには次のように書きました.
「下値第1目標は
103.93円 <下限②・Pivot Day・S3(欧米基準)>。
問題はそこからですねぇ。」
結局、この価格から小さな反発となりました。

 

2020/11/30月曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は104.16円。下限は103.83円です

ターゲット

104.52円 <上限⑨・Pivot Day・R2(欧米基準)>
104.48円 <上限⑧・11/26 高値>
104.43円 <上限⑦・Pivot SR・R3>
104.41円 <上限⑥・B.B MA21 (日足)、一目均衡表(日足)・基準線>
104.35円 <上限⑤・適応型移動平均・転換線>
104.31円 <上限④・Pivot Day・R1(欧米基準)>
104.29円 <上限③・Pivot SR・R2>
104.27円 <上限②・11/27 高値>
104.20円 <上限①・一目均衡表(日足)・転換線>

◆ 104.16円 <設定レンジ上限>
104.11円 <B.L①・Pivot Day・Key(欧米基準)、Pivot SR・R1>
104.00円 <B.L②・大台>
103.97円 <B.L③・Pivot SR・Key>
103.90円 <B.L④・11/27 安値、Pivot Day・S1(欧米基準)>
◆ 103.83円 <設定レンジ下限、B.B -1σ (日足)>

103.78円 <下限①・Pivot SR・S1>
103.72円 <下限②・11/19 安値>
103.69円 <下限③・Pivot Day・S2(欧米基準)>
103.65円 <下限④・11/18 安値、Horizon Line>
103.64円 <下限⑤・Pivot SR・S2>
103.55円 <下限⑥・適応型移動平均・転換線>
103.52円 <下限⑦・適応型移動平均・転換線>
103.48円 <下限⑧・Pivot Day・S3(欧米基準)>
103.46円 <下限⑨・Pivot SR・S3>
103.44円 <下限⑩・11/09 安値>

※B.L=Balance Line 設定レンジ内における上昇・下降の転換点
※Pivot SR=Pivot Setting Rangeの略。設定レンジ確定時のPivot値
※B.B=ボリンジャー・バンドの略
※「愛菜のターゲット・トレード」では、上記ターゲットと1時間Pivotを使用します。

※設定レンジやターゲットは多くのトレーダーが意識しているので、その前後で反転することがあります。±1Pips程度の値幅を考慮してください。

 

「ドル円/今日の設定レンジ」1時間足

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ポイント

今日の下値のポイントは
103.69円 <下限③・Pivot Day・S2(欧米基準)>
この価格で反発するか、もう一段の下値を試す展開となるかが、分岐点。
下値展開となると
103.55円 <下限⑥・適応型移動平均・転換線>
103.52円 <下限⑦・適応型移動平均・転換線> が意識されている価格です。

一方で、ラッセル2000の高値更新が一服して、調整局面となればドル高が発動。
104.16円 <設定レンジ上限> を上抜けると
上値第1目標は
104.31円 <上限④・Pivot Day・R1(欧米基準)>
更にポジティブサプライズが発生すれば、
104.43円 <上限⑦・Pivot SR・R3> が目先のターゲットとなって
104.52円 <上限⑨・Pivot Day・R2(欧米基準)> が上値メドとなります。

ドル安局面に変わりはないのですが、30Pipsくらいの上振れは何のそのです。

思い切ったドル買いは、まだまだ怖いのでトレード目線は「売り」。
設定レンジ上限や上限ターゲットからの「売り」参入を狙っています。

ご注意

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※早出の欧州勢が参入してくる午後3時~午後5時と、同アメリカ勢が参入してくる午後9時前後には、相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

※為替レートや為替チャートはFX会社によって数値に差異がありますので、ここで表示した「ドル円/今日の設定レンジ」とは異なる場合があります。値幅を中心に考えてください。

 

 

*愛菜の花手箱 シルバーリーフ*

メリーがどこかのサイトで見つけたらしく「アメリカの両親に越前和紙で作った照明を贈りたい。」というので、週末は一泊二日の福井旅行でした。
その途中で立ち寄った、道の駅の花壇に植えられていたシルバーリーフ。
どうも新種らしくて、大枠でシルバーリーフということはわかるのですが、正式な名前はお店の方に聞いても不明。
教えていただいたことは、「クリスマスの頃に赤と黄色の小さな花を咲かせて、そのあとで、この冬を越せるか実験しているらしい。去年は失敗したけど。(笑)。」ということだけでした。
メリーは愛想よく、「それなら、またクリスマスの頃に来ますね。」と言いましたが、わたしは行かない。
だって、日本海側の冬は、八ヶ岳よりも更に更に冷たく寒いから。

 

今週も始まりました。
そして今日は月末。今年も残すところあと1ヶ月。
12月は売り買いが交錯する月でもあります。
十分に注意しながら、悔いのないように、頑張りましょう。!(^^)!

天野 愛菜(まな)