常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒

こんにちは。天野愛菜です。

昨日は上手に流れにのれましたか?

昨日はアメリカの株価が大幅下落したなかでのドル円急騰。

NYダウ  24,465.64 前日比-551.80(-2.21%)
ナスダック総合 6,908.82  前日比-119.65(-1.70%)
S&P 500 2,641.89 前日比-48.84(-1.82%)

⇒ダウは大幅続落。ナスダックは三日続落で4月以来の7000割れ。S&P500も続落。

そのような中でのドル円の上昇。

その理由について欧米、とくにアメリカのトレーダーは、
「アメリカ株の続落はこのへんで止まるのではないか、と考えている機関投資家が、ドルを買い戻して23日の感謝祭前後にアメリカ株への投資を考えているための行動」
と分析。

米系機関投資家は、アメリカよりも金利の安い日本で資金を調達して、アメリカ株や先物、債権に投資しています。

今日明日でアメリカ株価が持ち直してくれば、昨日のドル円の急騰は「アメリカ株」への投資調達が目的であったことが明確になると思います。

 

為替トレードで大切なことは、私たちはFX投資といって為替を投資の対象としていますが、それは間違いではないのですが、世界経済にとって為替は資金移動の手段であるであることを忘れてはいけません。

為替取引は、貿易決済手段と、海外株式や債券投資のための通貨交換が基本的な位置づけです。

ドル高とは、円でドルを買う行為です。

昨今の「ドル高」の一番の要因は、先ほども書きましたが
海外の機関投資家は、金利の安い日本で資金を調達します。それは当然「円」。
その円をドルに転換するので、円を売ってドルを買う=ドル高となっているのです。
それは、アメリカ国内の株式や先物、債権などに投資するためです。

 

余談ですが私がいつも「怖いなぁ」と思っているのは、そういう経済行動をしているファンドと言われている会社は、顧客の資金と金融機関からの融資で成り立っています。
つまり借金漬けの会社が世界経済を動かしていること。

しかも銀行に対するような厳しい監督や監査がないので、ファンドの実態がよくわからない、ということも「リーマンショック」の幻影が常に世界経済を覆っていることに注意を払っておきましょう。

 

 

昨日の主な経済指標の結果

22:30 米国

10月 住宅着工件数 [年率換算件数]
結果:122.8万件 予想:122.5万件 前回:121.0万件

10月 住宅着工件数 [前月比]
結果:1.5% 予想:2.0% 前回:-5.5%

建設許可件数 [年率換算件数]
結果:126.3万件 予想:126万件 前回:124.1万件

建設許可件数 [前月比]
結果:-0.6% 予想:-0.8% 前回:-0.6%

⇒いい数字でした。
建設許可件数 [年率換算件数]は、「前回を下回ったものの、市場予想を越えたので堅調」と市場関係者は言っています。
市場主義!(笑)

昨日のトレード 利益60銭

○下限・第1ターゲット 上限・第1ターゲット

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は112.66円。下限は112.40円。

上限越えのターゲットは
112.80円、112.87円、112.94円。
下限越えのターゲットは
112.36円、112.15円112.05円。

 

昨日の「愛菜の実戦トレード・攻略法」の反省

今晩の私は注目されている「米国10年債利回り」の低下を見ながら、「売り」と「戻り売り」戦略です。
⇒日本と欧州は「売り」で「米国10年債利回り」低下していました。
私は設定レンジ下限から第1ターゲットまで2回。

上昇への反転は、設定レンジ下限と各ターゲット。
上昇の反転は下限・第1ターゲットでした。
欧州勢が下げ切れなかった印象です。

追いかけての「買い」は、設定レンジ上限を越えてからの方が安全だと思っています。
ちなみに正午時点での「米国10年債利回り」は、3.067%
直近の安値である3.040%を下回ると今日のドル円は「急落」といわれています。
⇒これはお詫び。
私は設定レンジの上限に届くのを待たずに、下限・第1ターゲットから「買い」でエントリーしました。
その理由は、アメリカ時間になってからもユーロドルが下げていたにもかかわらず、ドル円は下がらなかったので、ユーロドルとドル円の逆相関関係が発生したと判断したからでした。

いずれにしても午後4時前後からの欧州勢の参入と、午後10時前後からのアメリカ勢の参入によってドル円は動きます。
⇒午後10時のアメリカ勢の参入によってドル円相場は一変しました。
日本と欧州勢の「売り」を撥ね付けて「買い」攻勢。

今晩の指数が、「前回」よりも高めに見積もられた「予想」を上回れば「ドル高」。
しかし市場予想を下回れば「ドル安」です。
⇒その通りになりました。
これも私が下限。第1ターゲットから「買い」で入った理由です。

1回目 17:00
設定レンジ下限112.40円→第1ターゲット越え112.32円。「売り」8銭。

2回目 21:00
設定レンジ下限112.40円→第1ターゲット越え112.32円。「売り」8銭。

3回目 22:00 「愛菜の3MAトレード」15分足
下限・第1ターゲット112.36円→上限・第1ターゲット112.80円。「買い」44銭。

 

20181121_15

 

今日のドル円に影響を与えそうな経済指標

※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。

11月21日(水曜日)
・日本 自民税調総会
・日本 10月粗鋼生産速報
・日本 10月全国スーパー売上高
・日本 10月全国百貨店売上高
・フランス OECD(経済協力機構)経済見通し

13:30
日本 9月全産業活動指数(前月比)

21:00
米国 MBA住宅ローン申請指数(前週比)

22:30
米国 10月耐久財受注(前月比)
米国 10月耐久財受注・輸送用機器除く(前月比)
米国 前週分新規失業保険申請件数

24:00
米国 10月景気先行指標総合指数(前月比)
米国 11月ミシガン大学消費者態度指数・確報値
米国 10月中古住宅販売件数(年率換算件数)
米国 10月中古住宅販売件数(前月比)

24:30
米国  週間原油在庫統計

耐久財受注

製造業の出荷・在庫・新規受注・受注残高を示す指標です。
耐久財とは、3年以上の使用に耐えられる自動車・航空機・パソコン・家具・家電などとされています。
米商務省が毎月発表します。
製造業の動向を把握するための重要指標。設備投資の先行指標とされていて、とくに変動率の大きい航空機を除いた非国防資本財受注が重視されます。

景気先行指標総合指数

景気に先行して動くと考えられている次の11項目の調査から算出された総合指数のことをいいます。
米民間調査機関・コンファレンス・ボード(全米産業審議会)が発表。

◆労働
① 製造業の週平均労働時間
② 週平均失業保険申請件数

◆企業
③ 消費財新規受注
④ 入荷遅延比率
⑤ 設備財受注
⑥ 新規住宅着工許可件数
⑦ 製造業受注残高
⑧ 原材料価格

◆物価
⑨ S&P500株価
⑩ 消費者期待度指数

◆マネーサプライ
⑪ 実質マネーサプライ

数値の上昇は景気向上と判断され、ドルは買われやすくなります。

ミシガン大学消費者態度指数

消費者のマインド調査を指数化したもの。
発表は、ミシガン大学のサーベイ・リサーチセンター。
1964年の指数を100として算出し、速報値は300人、確報値は500人を対象に調査を行ったもの

中古住宅販売件数

1ヵ月間で中古住宅が販売された件数。
発表は、米商務省
中古住宅販売件数は、新築住宅販売件数の数倍あるので、建設資材だけでなく家電や家具などの消費に影響を与えます。
個人消費と景気全体の景況が判断されます。

2018/11/21日(水曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は112.92円。下限は112.65円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
112.99円、113.08円、113.15円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
112.55円、112.44円、112.35円をターゲットとします。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

 

「ドル円/今日の設定レンジ」上値が重い

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「ドル円/今日の日足」113.15円が目標

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愛菜の実戦トレード 今日の攻略法

明日(22日・木曜日)のアメリカは感謝祭でお休みなので、翌日(23日・金曜日)も休暇のところが多いので、アメリカの事情だけを考えれば今日が今週の取引最終日。

今日も朝からトレードしていますが、113.00円の上値が重いということ。
日本時間でさえ、です。
113.00円を試す展開もありません。
このようなときは、ドルを決済することによる急落があります。

「米国10年債利回り」も頭打ち…。「ドル安」傾向

欧州に目を向ければ、イタリアの予算案に対して欧州委員会は制裁金を課すかどうか、今日判断するというニュース。
それが現実のものとなると、欧州勢は「リスク回避」を考えます。

当然、ユーロが買われていきます。
円を経由してドルを買っていた欧州勢がいったん手じまい。
ドルを売って、円に換えて、それをユーロに戻す、という行動にでます。
そうなると「ドル安」

今日の経済指数はでの注意点は

21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数(前週比)。
これでは「ドル円」は動かず。

22:30 米国 10月耐久財受注・輸送用機器除く(前月比)
ここで結果が予想を上回れば「ドル高」
逆なら「ドル安」

24:00 米国 10月中古住宅販売件数
今日の重要局面。

昨日は「住宅着工件数」が好調でしたが、詳細をみると「大型一戸建て住宅」は2ヶ月連続で減少していました。
そしてここは単なる数字の問題ではなくて、FRBの利上げにまで影響すると考えられています。

来月の利上げは行われるとしても、来年の動向に疑問符が付けば「ドル安」です。

 

そして今晩のドル円は、「米国10年債利回り」はもとより、アメリカ株価の動向をみながら取引することも大切です。

今日明日でアメリカの株価が持ちなおすことがなかったら、アメリカの機関投資家再びドルを円に戻しますから「ドル安」傾向となります。

 

今日の安全な戦略は「売り」中心です。

 

しかし上限・第1ターゲットを越えたらビクビクしながら追随です。

 

昨日同じことを書きますが、午後4時前後からの欧州勢の参入と、午後10時前後からのアメリカ勢の参入によってドル円の方向は変化する可能性があります。

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格で考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

今日は金曜日のつもりで、気合いを入れて頑張りましょう。

愛菜

追伸

明日の午前中はマキちゃんの付き添いで、東京の病院に行きます。
それが終わったら、寒い軽井沢から沖縄に帰ります、

ブログの更新は夕方になりそうです。