常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒

昨日のドル円 動かず

こんにちは。天野愛菜です。

ドル円…動かないですね
コーヒーなんていらないくらい神経を使ってトレードしても、1回で10銭前後。
疲労対効果が本当によくありません。(-_-)

経済指標が、とっても悪くても(6月 ニューヨーク連銀製造業景気指数)悪くても(6月 NAHB住宅市場指数)も、下値が固くそして上値も重たい。
いったいどうすればいいの?

やっぱりFOMC待ち、なのでしょうか。

現時点での海外トレーダーさんたちの見立ては、「今回は利下げなし」で確定的。

ポイントは、その後に行われる「パウエルFRB議長の定例記者会見での発言」。
ここに市場は活路を見出したいと考えています。

世界的な景気減速感は否定しないまでも、「今後の米中貿易協議の進展を忍耐強く待つ」スタンスなら「ドル高」。

世界的な景気減速感に対して、「予防的利下げ」の可能性を示唆すると「ドル安」。

FRBは米系銀行の親玉

―と、ここまではネットを探ると出できますが、海外トレーダーさんたちのチャットでは、

「FRBは米国の銀行の親玉だから、おいそれと利下げをして銀行収益を圧迫したいとは思っていない。今の銀行は経営状態がよくないからね。」という意見が広がっています

― たしかに! FOMCを構成しているメンバーはみんな連邦準備銀行の総裁ですもんね。

 

昨日は満月でした。
Nikon COOLPIX P900で撮影しました。

昨日の主な経済指標の結果

21:30 米国
6月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
結果:-8.6 予想:11 前回:17.8

23:00 米国
6月 NAHB住宅市場指数
結果:64 予想:67 前回:66

昨日の主な要人発言

ロス米商務長官
「G20サミットで米中首脳会談が行われても、重要な通商合意がまとまる可能性は低い」
「米中首脳会談で、協議再開で合意することが着地点」
「いずれ中国との合意は出来るだろうが、G20の間ではないだろう」
「交渉は複雑で、ゴールするまで不確か」
「米国は自動車分野で本当の意味での自由貿易を求めている」

昨日のトレード 利益62銭

○設定レンジ内で終始しました

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は108.70円。下限は108.50円。

上限越えのターゲットは
108.79円、108.87円、108.98円。
下限越えのターゲットは
108.42円、108.30円、108.20円。

設定レンジ内のバランスラインは、108.58円。

———-日本時間———-
1回目 8:45
108.54円→108.58円「買い」4銭。

2回目 9:30
108.58円→108.65円。「買い」7銭。

3回目 10:10
108.61円→108.69円。「買い」8銭。

4回目 10:40
108.68円→108.61円。「売り」7銭。

———-欧米時間———-
5回目 18:00
バランスライン108.58円→設定レンジ上限108.70円。「買い」12銭。

6回目 20:30
設定レンジ上限108.70円→バランスライン108.58円。「売り」12銭。

7回目 23:20
バランスライン108.58円→108.64円(Pivot 1H)。「買い」6銭。

8回目 0:25
108.64円(Pivot 1H)→バランスライン108.58円。「売り」6銭。

今日の午後から明日の午前中で、ドル円に影響を与えそうな経済指標

※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。

6月18日(火曜日)
米国 米連邦公開市場委員会(FOMC・~19日)
ユーロ圏 5月消費者物価指数

18:00
ドイツ 6月ZEW景況感調査
ユーロ圏 6月ZEW景況感調査
ユーロ圏 4月貿易収支(季調済)
ユーロ圏 4月貿易収支(季調前)
ユーロ圏 5月消費者物価指数(HICPコア指数、改定値)(前年同月比)
ユーロ圏 5月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比)

21:30
米国 5月住宅着工件数(年率換算件数)
米国 5月住宅着工件数(前月比)
米国 5月建設許可件数(年率換算件数)
米国 5月建設許可件数(前月比)

23:00
ユーロ圏 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言
■ECBフォーラム(ポルトガル)閉会の辞

***********************************

6月19日(水曜日)
日本 日銀・金融政策決定会合(~20日)
日本 5月貿易統計

8:50
日本 5月貿易統計(通関ベース、季調前)
日本 5月貿易統計(通関ベース、季調済)
英国 5月消費者物価指数(CPI)

愛菜の経済指標・用語解説

ドイツ・ユーロ圏ZEW景況感調査

ZEWとは「Zentrum fur Europaische Wirtschaftsforschung:ドイツ語」の略で、欧州経済研究センターのこと。
所在地はドイツ北西部のマンハイム。民間会社です。
ZEW景況感調査は、そのZEW(欧州経済研究センター)が、「ユーロ圏全体」と、そのユーロ圏を牽引する「ドイツ」の景況感を発表します。
この景況感調査は、アナリストや機関投資家、市場関係者など約350人を対象に行ったアンケート調査を基に算出した指数で、今後6カ月の景気見通しを予想したものです。

欧州中央銀行(ECB)の金融政策に大きく影響を与える「Ifo景況感指数」の1週間前に発表されるので、注目度は高いです。
予想値と結果との乖離があれば、ドル円にも波及します。

ユーロ圏・貿易収支

ユーロ圏貿易収支は、EU加盟国28ヶ国のうちユーロ経済圏と言われる19か国全体のモノの輸出額と輸入額の差額(輸出額から輸入額を引いた額)を算出したものです。
輸出額はユーロ圏の成長率を反映し、輸入額は内需を表します。
発表は、ユーロスタット(Eurostat)=欧州委員会統計局。

対米貿易が黒字ということは、輸出額が輸入額を上回っているということ。
支払いはドルで受け取りますから、売り買いを相殺するとドル保有が増えます。
その実需で得たドルを米国の株式や債券に投資します。
そしてユーロ経済や米国経済に不安が出てくると、ドルを売ってユーロを買う行動になり、為替が動いてきます。
貿易収支は、為替レートに大きな影響与えると考えることが出来るのです。

ユーロ・消費者物価指数(HICP)

EU消費者物価指数(Harmonized Index of Consumer Prices)とは、ユーロ加盟国28ヶ国の消費物価指数をまとめた数値のこと。
ユーロ圏(19ヶ国)の消費者物価指数(CPI)とは違います。
公表は、ユーロスタット(Eurostat)=欧州委員会統計局です。

HICPで大切なことは速報値、改定値の2種類あること。
おおよそ速報値はその月の末~翌週。改定値はそれより2週間ぐらいに後に発表されます。
速報値はおおよその数値で、改定値はGDPでいう確報値となります。
最近はあまりないけど、ドル円にまで波及するのは改定値の方。
欧州中央銀行(ECB)の利上げや利下げの時期や規模を推定する指標ともいわれています。

米国・住宅着工件数

着工建築物の中から住宅だけに特化した指数。
米国商務省が1ヵ月単位の着工件数と前月比で発表します。
住宅投資が活発化すると、それに伴って家具や家電製品などの耐久財の購入も増加するために景気動向と密接な関連性があると考えられています。景気変動や個人消費動向を予測する上でも重要な指標のひとつです。
また住宅着工件数は、金利状況にも左右されていることも覚えておいてください。

米国・建設許可件数

米国商務省が、建設を始めるために取得された許可証数と前月比を、1ヵ月単位で発表します。
着工前の件数なので、足元と近い将来の景気判断ができます。
なお住宅の建設許可は、全米すべての地域で必要ではないので、建設許可件数は景気動向の概要として認識されています。

日本・貿易統計

財務省が管轄する税関ベースの貿易統計で、輸出と輸入の差を測定したもの。
この統計は、特需のような一過性のものは調整して算出しています。
発表は、財務省。

余程のことがない限り、為替レートに大きな影響与えることはありません。

 

2019/06/18(火曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は108.58円。下限は108.34円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
108.65円、108.72円、108.85円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
108.26円、108.16円、108.06円をターゲットとします。

設定レンジ内のバランスラインは、108.49円、108.43円です。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

「ドル円/今日の設定レンジ」テクニカルは売りですが…。

20190618_1uy_p

「ドル円/日足」上限108.58円 下限107.80円

20190618_duy_p

愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

今日の午前中は「売り」で対応

1回目 10:00
108.56円(Pivot Day・S1)→108.36円(Pivot Day・S3)。「売り」20銭。
ちょっと気持ちよかった…。

今日の注目経済指標は、
「21:30 米国 5月住宅着工件数・5月建設許可件数(年率換算件数)」。

しかし、FOMCを控えているので注意が必要。
一応書いておきますが、結果がよくても下がるでしょう、という為替予報です。

いくらなんでも108.00円は下回らないでしょう、という考えと、いやいや日足下限の107.80円までいくかもね、とわたしのなかでも下値の捉え方が交錯しています。
そうなると「買い」のシーンを想定してトレードした方がよさそうかな、と思っています。

今日は「設定レンジ&ターゲット・Pivot」を見定めて、トレードを組み立てます。
設定レンジ内ではバランスラインと、1時間Pivot重視です。

 

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

 

いつもなら20銭くらい下げたら半値くらいはすぐに戻るのに、1時間経っても下値に張り付いたまま…。
チョット怖い。

じっくり構えてエントリーします。

今日も頑張りましょう、ね。

天野 愛菜(まな)