こんにちは、天野愛菜です。

ご無沙汰していました。
復活しました。(^o^)
たくさんの激励メール、ありがとうございました。
とっても嬉しかったです。

さて先週から米国経済で懸念されているのが、「現預金の引き出し」。
一部の銀行が「紙幣不足」に陥り、顧客の要望に応えらなかったことがSNSで拡散されて、財務省は火消しに躍起になりました。
さもありなん、と思えたのは、普通だったら株価が下落するとその資金は債権や金に回りますが、今回は保有資産の現金化となって表れました。

 

そして今晩の注目は、新型コロナウイルスに対処する「2兆ドルの大型景気刺激策」の上下両院での採決の行方。
民主党は、自国産業だけの保護が気に入らない。そこに中国企業も含めろと言っているのです。
しかしトランプ政権としては、背に腹は変えられない。
米国民は民主党に辟易しながからも、企業は「給与補助」、個人では1世帯あたり平均35万円と試算される「現金給付」に魅力を感じでいるので、ここは共和党の妥協が期待されています。

 

また為替については昨日、FRBが「今まで1週間に一度のドル供給を、23日から4月末日まで毎日実施する。」発表しました。

為替ディーラーの人たちは、好意的に受け取っています。
その理由は、「AIが暴走しないから。」(笑)。
過去のデータの集積で動くAIは、こんな経験はじめてだ、と思考してこのところパニックを起こしていたので、ディーラーさんたちにとってはAIが落ち付いてくれることが何よりのようです。

 

今晩はそのAIたちが、「2兆ドルの大型景気刺激策の上下両院での可否」と「ドル資金供給拡大」をどうとらえるかで大きく変動するといわれています。

今週、ドル円に影響を与えそうな経済指標

※今週は3月の経済指標が重要視されていて、なかでも
「3/26(木) 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数」が最重要。
また、3/24(火)の各国の購買担当者景気指数 (PMI、速報値)では、ドルに対する需要が強まる可能性に要注意です。

3/23(月)
24:00 欧州 3月 消費者信頼感(速報値)

3/24(火)
17:30 ドイツ 3月 購買担当者景気指数 (PMI、速報値)
18:00 欧州 3月 購買担当者景気指数 (PMI、速報値)
18:30 英国 3月 購買担当者景気指数 (PMI、速報値)
22:45 米国 3月 購買担当者景気指数 (PMI、速報値)
23:00 米国 3月 リッチモンド連銀製造業指数

3/25(水)
21:30 米国 2月 耐久財受注

3/26(木)
21:30 米国 
前週分 新規失業保険申請件数/ 失業保険継続受給者数
10-12月期 四半期実質国内総生産 (GDP、確定値)

3/27(金)
21:30 米国 
2月 個人消費支出 (PCE)
2月 個人所得
2月 個人消費支出 (PCE)

23:00 米国 3月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値

2020/03/23(月曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は111.25円。下限は110.08円です

ターゲット

⑤112.22円 <2/20高値、Horizon Line>
④112.00円 <大台>
③111.77円 <Pivot Day・R1(欧米式)>
②111.68円 <2/24高値>
①111.50円 <3/20高値>

◆ 111.25円 設定レンジ・上限
111.00円 <大台>
110.55円 <Pivot Day・Key(欧米式)>
110.17円 <適応型移動平均・転換線>
◆ 110.08円 設定レンジ・下限

①110.00円 <大台>
②109.82円 <3/20押し目>
③109.73円 <Pivot Day・S1(THV)>
④109.50円 <節目>
⑤109.32円 <3/20安値>

ご注意

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

※為替レートや為替チャートはFX会社によって数値に差異がありますので、ここで表示した「ドル円/今日の設定レンジ」とは異なる場合があります。値幅を中心に考えてください

「ドル円/今日の設定レンジ」1時間足

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

米10年債利回り低下に伴って、ドル買いのパニックが午前中には調整された模様。

現時点での通貨の強弱は
ドル>円>スイスフラン>ユーロ>英ポンド
つまりドル以外の通貨では、日本円が強くなっています。

ニューヨーク州の食料・保健・運輸・報道・金融関連事業以外の全労働者の出勤停止や、
2兆ドルの大型景気刺激策の上下両院での採決の行方が絡んで、午後からは円高基調に進展する可能性が否定出来なくなっています。

欧州時間になってからは、ユーロとドルの狭間で日本円は翻弄されるでしょう。
15分足チャートでは、下降トレンドラインが形成されましたが、1時間足チャートのテクニカルはドル高を示しています。

しかしこのまま、ずるずるとドル売りが開始されれば、途中から勢いがついて、下限・第5ターゲット109.32円<3/20安値>が視野に入ってきます。
また、今晩になって、ドルのパニック買いが再開すれば、上限・第4ターゲット112.00円<大台>や第5ターゲット112.22円<2/20高値、Horizon Line>までドル買いが進んでもおかしくはありません。

今日のわたしのトレード戦略は
下限・第1ターゲット110.00円<大台>を割り込めば「戻り売り」。
設定レンジ内の110.55円<Pivot Day・Key(欧米式)>上抜ければ「押し目買い」でトライします。

ドキドキハラハラのトレードを頑張りましょう。

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※早出の欧州勢が参入してくる午後3時~午後5時と、同アメリカ勢が参入してくる午後9時前後には、相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

ネモフィラ。昨年春の花たちですが、今年はもう咲いているのかな。
日本は四季折々で美しい国。帰りたいなぁと郷愁感。
全部、コロナのせいだ。

今週からは、また頑張りますので、どうぞ宜しくお願い致します。

天野 愛菜(まな)