こんにちは、天野愛菜です。

明るいニュース。「米国主導で原油減産、ドル急騰」

ロシアのプーチン大統領とトルコのエルドアン大統領が、シリア情勢を巡って6時間にも及ぶサシの会談中に、サウジのムハンマド・ビン・サルマーン皇太子が、プーチン大統領に電話。

ロシアの大統領府が「後ほどお掛け直し致しますので。」とお応えしましたが、
「誰からの電話だと思っているんだよ。オレ様だぞ、オレ様。」
と言ったか言わないかわかりませんが、ムハンマド皇太子が、ぶち切れたことは確か。

「ロシアをぶっ潰す、増産だ!」
はじめは「何のこと?」と鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしていたプーチン大統領でしたが、売られた喧嘩は高く買う、というロシアの流儀に習って、「ウチらも増産な。」

そして原油は、大暴落。

新型コロナで原油の需要が激減。とくにサウジアラムコの株価は急落。
ロシアはロシアで、以前のblogでも書きましたが、パイプラインも設備もオンボロ。だましだまし動かしていた設備を、減産などして一度止めたら、動かなくなること必至。

そんな背景が両者にはあったにせよ、冷静になって考えれば、「ヤバい」。
しかし両者とも振り上げた拳を降ろすことが出来なくて、本音では困っていました。

そこにトランプ大統領の登場。実業家だから相手の呼吸はわかっています。
そろそろ落ち着いてきたかな、と思ったかどうかわかりませんが、

米国はシェールオイルを減産する。だからサウジもロシアも協力してくれないか?
それとな、アメリカには稼働していない陸の油田があって、今は空っぽ。
そこに原油をぶち込むから、明日からでも買うぞ。だからさ、矛を収めてくれよ。」

「ほんまでっか? 仕方ないなぁ、アメリカ兄さんに頼まれたら。」と34歳のムハンマド皇太子。
「ついでにさぁ、北海油田の新規開発も助けてくんない?」とプーチン大統領。

いずれにしても、サウジとロシアの仲介に成功しました。
さすがです、トランプ大統領!

暗いニュース。「ユーロ。財政出動についてまとまらず、ユーロ下げ幅拡大」

いつものフランスが、ドイツのお金にたかる構図。

イメージとしては、お隣の国が慰安婦像や徴用工、GSOMIA、レーダー照射などの嫌がらせをしながら、日本がお金を出すのは当たり前って言っているのと同じ感じ。
心情的にはユーロ圏はドイツの味方だけど、どの国もドイツのお金が欲しいから、行動はフランス寄り。
でもお金を出すのはドイツ。「こっちも大変なんだから、ふざけるな。」と返事しています。
こちらは、仲介者なし。

まぁどちらも、今後の「ドル高」のサポート要因です。

昨日のトレード 利益1円48銭

☆達成ターゲット/上限・第5ターゲット

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は107.56円。下限は107.00円。

ターゲット
⑤108.00円 <大台>
④107.93円 <4/1高値>
③107.86円 <3/17高値>
②107.77円 <Pivot Day・R1>
①107.65円 <適応型移動平均・転換線>

◆ 107.56円 設定レンジ・上限
B.L①107.40円 <Pivot Day・Key(欧米式)>
B.L②107.32円 <Horizon Line>
B.L③107.25円 <4/1 設定レンジ下限>
◆ 107.00円 設定レンジ・下限

①106.93円 <4/1安値、Horizon Line>
②106.85円 <3/4安値>
③106.75円 <Pivot Day・S1、3/18安値>
④106.63円 <適応型移動平均・転換線>
⑤106.45円 <FR=50/101.18⇒111.71>

―――欧米時間―――
1回目 21:10
107.40円<B.L①>→107.04円<慌てて決済>。「売り」36銭。

米国時間はblogで書いた「売り」からスタート

21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数」
結果:664.8万件 予想:350万件 前回:330.7万件

ここまで急落したら107.00円<設定レンジ下限>まで行くよね、と油断していたら、107.01円で逆行。慌てて決済&ドテンしました。

2回目 21:41
107.04円<ドテン>→107.32円<B.L②>。「買い」28銭。

急落前の価格までの戻し。「前週分 新規失業保険申請件数」が664.8万件とインパクトが大きかったので、戻しても半値と考えていたのに、全戻し。
ここで思ったわけです、何かあるの…と。

3回目 23:12
107.25円<B.L③>→107.86円<上限・第3ターゲット>。「買い」61銭。

23:10 「米国、原油減産につきロシアと合意か」のヘッドラインニュース。  
23:32 トランプ米大統領 「サウジとロシアが1000万バレルの原油減産の可能性」
23:38 サウジアラビア 「緊急のOPECプラス会合を呼びかける」

4回目 23:50
107.77円<上限・第2ターゲット>→108.00円<上限・第5ターゲット>。「買い」23銭。

押し目からの買い。blogで書いた「目指せ108.00円」が現実になりました。
0:30 OPEC筋「サウジが呼び掛けた緊急会合の日程は決定していない」
さっきサウジが呼びかけたばかりだから当然でしょう。この報道は何を意図しているの?と思って、流れが変わってもイヤだな、と昨日のトレードは終了しました

2020/04/03(金曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は108.20円。下限は107.80円です

ターゲット

⑤108.72円 <Pivot Day・R2、3/31高値、Horizon Line>
④108.50円 <節目、1/6・3/13高値>
③108.44円 <Pivot Day・R2(THV)>
②108.34円 <Pivot Day・R1(欧米式)>
①108.29円 <3/30高値>

◆ 108.20円 設定レンジ・上限
B.L① 108.09円 <4/2高値>
B.L② 108.00円 <大台>
B.L③ 107.91円 <適応型移動平均・転換線>
◆ 107.80円 設定レンジ・下限

①107.75円 <Pivot Day・Key(THV)>
②107.65円 <Pivot Day・Key(欧米式)>
③107.57円 <3/16高値、Horizon Line>
④107.50円 <節目>
⑤107.23円 <Pivot Day・S1(欧米式)>

※B.L=Balance Line 設定レンジ内における上昇・下降の転換点

ご注意

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

※為替レートや為替チャートはFX会社によって数値に差異がありますので、ここで表示した「ドル円/今日の設定レンジ」とは異なる場合があります。値幅を中心に考えてください。

「ドル円/今日の設定レンジ」1時間足

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

今晩注目されている経済指標は

16:55 ドイツ 3月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改訂値)
17:00 ユーロ 3月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
17:30 英国 3月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
18:00 ユーロ 2月 小売売上高
—————————-
21:30 米国 3月 雇用統計
22:45 米国 3月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
23:00 米国 3月 ISM非製造業景況指数

点線より上の欧州の経済指標は、念のために書いておきます。

米国の雇用統計は、今回の発表には激増した「新規失業保険申請件数」は含まれていないので、下方変動も中程度。
それよりも市場が注目しているのは、
22:45 米国 3月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
23:00 米国 3月 ISM非製造業景況指数

とくに「23:00 米国 3月 ISM非製造業景況指数」においては、発射台の価格にもよりますが、下限・第5ターゲット下の
⑥107.00円<大台>
⑦106.52円<Pivot Day・S2(欧米式)>までが視野に入っています。

今日のわたしのトレードは「売り」と「戻り売り」です。

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※早出の欧州勢が参入してくる午後3時~午後5時と、同アメリカ勢が参入してくる午後9時前後には、相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です

日本から「梅干し」が届きましたが、開けてみるとぐちゃぐちゃ。
航空便で発送が3月3日。こちらの輸送網も大混乱しているのです。
届いただけマシだそうです。

今週も、ありがとうございました。
今日のトレードを頑張って、よい週末をお過ごしください。
週末は外出自粛だから、あなたは先週に続いてこの週末もFXの勉強かな。(笑)。

天野 愛菜(まな)