こんにちは、天野愛菜です。

期日前投票が、過去最高を記録した今回の米国大統領選挙。
そして現在、開票作業が進められていきます。

とくに問題となっているのが、郵送投票結果の行方です。
大手メディアは、郵送投票でもバイデン圧勝といっていますが、バイデン陣営の調査ではどうもそうではない、と判断したようで、昨日はバイデン陣営から「不正投票の疑いで訴訟を提起する予定だ」と発言がありました。

カオスの始まり…でしょうか。

10月30日に反トランプ・親バイデン・親民主党、媚中国の米国CNNが、「トランプ再選支持」という社説を掲載しましたが、これは「バイデン家のスキャンダルを国民の目から遠ざけるため」というネットの論評をわたしは支持したので、あえてこのblogでは触れませんでした。

しかしこのことが、ウォール街では話題になっていて、バイデン陣営は「バイデン家スキャンダル、オバマゲート、ヒラリーメールについて、今後トランプ大統領が追求しないと約束するなら、バイデン候補は敗北宣言をしてもいい」という駆け引きが始まった、と解釈されています。

週末、日本に帰って来る直前のニューヨークでは、路面の店舗が暴動対策でショーウィンドウに厚手の板を張っていたり、路面の家は鉄柵を巡らし、ホームセンターの防犯グッズは売り切れ、銃器店は新規顧客で店が溢れかえっていました。
つまり米国の人たちは、すんなり勝者が決まらず社会情勢に混乱が起こる、と覚悟しているようです。

為替市場も大きな変動に注意です。
下手に追随すると、方向性は間違っていなくてもすぐに反転して、ムダな損切りが待ち構えています。
そうならないためにも、せめて「売り」エントリーならば1時間Pivotの抵抗帯(R1.R2.R3)、「買い」ならば同じく支持帯(S1.S2.S3)からのチャンスを待ってエントリーしていきましょう。
そして、大きく動くときは「指し値」は危険な場合が多いです。

場合によっては、FX業者のスプレッドが大きく開いて、わたしたちの参加を拒むことがあります。
そうなったらムリはしないで、落ち着いてきてから「反転・調整」期からトレードを始めましょう。

余談ですが、トランプ大統領の再選の道が拓けてきたら、中国マネーは引き上げを開始するので、ドル売り。
バイデン候補が勝利をおさめることになれば、中国マネーが海外から流入するのでドル買いとなる、という分析があります。

昨日の「設定レンジ&ターゲット」概況図

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★到達ターゲット

・104.46円 <下限③・昨日安値>

★昨日、記載ターゲット(抜粋)

◆ 104.80円 <設定レンジ上限、Pivot SR・R1> 
104.77円 <B.L①・Pivot Day・Key(欧米式)>
104.73円 <B.L②・Pivot SR・Key>
◆ 104.67円 <設定レンジ下限、Pivot SR・S1>
104.60円 <下限①・Pivot Day・S1(欧米式)、Pivot SR・S2>
104.54円 <下限②・一目均衡表(日足)・転換線、Pivot SR・S3>
104.46円 <下限③・昨日安値>

2020/11/04(水曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は105.33円。下限は104.37円です

ターゲット

106.53円 <上限⑬・Pivot SR・R3>
106.10円 <上限⑫・B.B +2σ (日足)、Horizon Line>
106.04円 <上限⑪・10/9 高値>
105.98円 <上限⑩・Horizon Line>
105.93円 <上限⑨・Pivot SR・R2>
105.84円 <上限⑧・適応型移動平均・転換線>
105.78円 <上限⑦・10/6 高値>
105.74円 <上限⑥・10/12 高値、Horizon Line>
105.69円 <上限⑤・一目均衡表(日足)・雲上限>
105.60円 <上限④・B.B +1σ (日足)>
105.56円 <上限③・Pivot SR・R1>
105.50円 <上限②・10/19 高値>
105.39円 <上限①・適応型移動平均・転換線>

◆ 105.33円 <設定レンジ上限> 
105.27円 <B.L①・Pivot Day・R3(欧米式)>
105.19円 <B.L②・一目均衡表(日足)・雲下限>
105.10円 <B.L③・Pivot Day・R2(欧米式)、B.B MA21 (日足)>
104.97円 <B.L④・Pivot SR・Key>
104.87円 <B.L⑤・Pivot Day・R1(欧米式)>
104.80円 <B.L⑥・昨日高値>
104.74円 <B.L⑦・Pivot Day・R1>
104.69円 <B.L⑧・一目均衡表(日足)・転換線>
104.67円 <B.L⑨・Pivot Day・Key(欧米式)>
104.60円 <B.L⑩・Pivot SR・S1、B.B -1σ (日足)>
104.48円 <B.L⑪・Pivot Day・S1(欧米式)>
104.43円 <B.L⑫・昨日安値>
◆ 104.37円 <設定レンジ下限>

104.28円 <下限①・Pivot Day・S2(欧米式)>
104.22円 <下限②・Pivot Day・S2>
104.12円 <下限③・Horizon Line>
104.08円 <下限④・Pivot Day・S3(欧米式)、B.B -2σ (日足)>
104.00円 <下限⑤・Pivot SR・S2>
103.80円 <下限⑥・適応型移動平均・転換線>
103.64円 <下限⑦・Pivot SR・S3>
103.59円 <下限⑧・B.B -3σ (日足)>
103.53円 <下限⑨・適応型移動平均・転換線>
103.42円 <下限⑩・適応型移動平均・転換線>

※B.L=Balance Line 設定レンジ内における上昇・下降の転換点
※Pivot SR=Pivot Setting Rangeの略。設定レンジ確定時のPivot値
※B.B=ボリンジャー・バンドの略
※「愛菜のターゲット・トレード」では、上記ターゲットと1時間Pivotを使用します。

※設定レンジやターゲットは多くのトレーダーが意識しているので、その前後で反転することがあります。±1Pips程度の値幅を考慮してください。

「ドル円/今日の設定レンジ」1時間足

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ポイント

今日の午前中の高値は、昨日の設定レンジ&ターゲットの
105.33円 <上限⑨・Pivot Day・R3(欧米式)>。
そして今日の上値目標の
105.27円 <B.L①・Pivot Day・R3(欧米式)>を達成。

その上でPivotサマリーを考察すると、今日のトレンドの分岐点は
104.67円 <B.L⑨・Pivot Day・Key(欧米式)>

そして、下値を支える価格は
104.00円 <下限⑤・Pivot SR・S2>
ここを割り込んだら急落注意です。

一方のドル高は、
105.69円 <上限⑤・一目均衡表(日足)・雲上限> を1時間足の終値が越えてから、と判断した方がよさそうです。

ということで、今日のトレードも昨日と同様に、設定レンジ・上限ターゲットからの「売り」という私の好きなパターンで挑戦します。

ご注意

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※早出の欧州勢が参入してくる午後3時~午後5時と、同アメリカ勢が参入してくる午後9時前後には、相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

※為替レートや為替チャートはFX会社によって数値に差異がありますので、ここで表示した「ドル円/今日の設定レンジ」とは異なる場合があります。値幅を中心に考えてください。

*花手箱 ショウジョウソウ(猩々草)*
ショウジョウソウ(猩々草)。
葉の部分が赤くなって、まるで花びらのように見えます。
そして本来の葉の緑色と対比をなして、とても美しく秋の花壇を彩ります。
猩々とは、「真っ赤な顔のチャーミングな怪物」なのですが、猩々といえば、わたしが思い起こすのは能楽の「猩々乱」。
シテのなかでも特別な方しか演じることが出来ない、祝賀、慶賀、祝言の舞です。

今日は焦らずに、チャートを俯瞰して頑張っていきましょう。

天野 愛菜(まな)